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團琢磨男爵の別邸を活かして開業したホテル
箱根・仙石原。すがすがしい高原の自然に囲まれて、瀟洒なたたずまいを見せる『箱根ハイランドホテル』。そもそもこの土地には、三井財閥の総帥まで務めた実業家・團琢磨男爵が大正14年に建てた別邸がありました。琢磨氏は、この大きな木造西洋館で自然の中に心を遊ばせるひとときを至上の楽しみとし、また民間外交家として、この別邸に多くの著名な外国人を招いたといいます。
この別邸を活かして、琢磨氏の長男・團伊能氏が『箱根ハイランドホテル』を開業したのが昭和32年のこと。カテージを7棟新築。全18室ながら「格式のあるホテル」を目指したおもてなしは、團家ゆかりの方々の評判を集め、元外務大臣の藤山愛一郎氏など政財界の著名人や俳優、スポーツ選手などもプライベートで訪れるようになりました。夏には長期滞在するお客様も多く、親子2代、3代で訪れるご家族も。「お客様にはとにかくおいしいものを」と心をくだいた食へのこだわりも、開業以来のホテルの伝統です。
昭和52年、木造西洋館から現在の建物に建て替えられました。その後、設備のリニューアルは重ねても、自然の中で得られる寛ぎ感、まるで自分の別荘に帰ってきたような心地よさは昔と変わらぬまま。2007年5月25日で、團家の開業から丸50年を迎えましたが、上質で温かなおもてなしの心は、今も変わることなく大切に引き継がれています。
ホテル開業当時のダイニングルーム
團琢磨男爵












