2016年 5月 31日(火)

お花のたより ~スカートがふわり“カルミア” ~

はつはなブログ

皆様、こんにちは。
はつはな松尾です。

ここ、はつはなでは早朝から夕暮れ時まで、耳を澄ますと須雲川の音、小鳥たちのさえずり、そして時折、鶯の声も聞こえてきます。
鶯が「ホ~、ホケキョッ」と伸びやかに鳴いているのは、緑豊かな箱根の山に囲まれているからでしょうか。そんな鶯の姿はなかなか目にすることはできませんが、のびのびと鳴いているような気がします。

ホテルの玄関先に目をうつすと、一株のカルミアをみつけました。
一株でひょっこりと咲いています。小さいお花は、まるでくるりと回ったスカートがふわりと開いたようです。

カルミア

カルミア

撮影 2016.5.26

カルミアはツツジ科のお花です。
北アメリカの植物を収集したスウェーデンの植物学者ペール・カルム(Pehr Kalm / 1716~1779)の名前にちなみます。
花言葉は「大きな希望」「野心」「さわやかな笑顔」「優美な女性」だそうです。

自然が豊富な箱根、次は何と出会うことができるでしょうか。

 

2016年 5月 25日(水)

皐月お献立

お献立

皆さま、こんにちは
はつはな、松尾です。

皐月も下旬にさしかかりました。梅雨を迎える手前、緑がここぞとばかりに太陽を浴びている気がします。植物も、私たちも、今のうちに陽の光をたんまりと取り込んでおきたい今日この頃です。

今月の「懐石はつはな」です。

2016年5月の懐石

2016年5月の懐石

 

八寸
《八寸》

お猪口の中には、鮮やかな緑色のモロヘイヤ*1をゼラチンで寄せ固めた「モロヘイヤ寄せ」。エジプト原産で、非常に栄養価の高いお野菜です。姫栄螺(ヒメサザエ)は木の芽味噌をのせて焼いております。菖蒲(アヤメ)に見立てた「菖蒲百合根」、下の紫色は紅芋です。「キャベツと蟹玉の博多*2」は博多帯に見立て、キャベツ、玉子、ハムを重ねております。「新丸十*1南部焼」は薩摩芋を蜜煮にし、卵とバターで上に照りをつけて胡麻をのせてございます。

*1 モロヘイヤ・丸十については「五月のまめ知識」をご覧ください

*2 博多については「二月のまめ知識」をご覧ください

煮物椀
《煮物椀》

今月は「湯葉真丈」です。お魚のすり身と卵白・大和芋・昆布出汁を合わせた真丈を、たぐり湯葉と合わせて蒸しあげました。炙った太刀魚を上にのせております。新蓴菜もつるりと喉を通り、今の季節を感じていただけます。

御造里
《御造里》

鮪、平政、赤海老です。あしらいの菖蒲の形をした大根は、一つひとつ丁寧に色付けをしたものです。

焼肴
《焼肴》

「獺祭酒粕味噌焼き」です。サーモンと、天火で焼いた合鴨ロースを獺祭酒粕、白味噌、信州味噌、砂糖、酒を練りこんだ味噌をのせて焼いております。酒粕の独特な風味が、味噌と合わさることでまろやかになり、口全体に広がります。オリーブは甘酢漬けに、沢蟹はカラッと揚げました。山独活は菖蒲の形に包丁を入れて、見た目も皐月らしい一品です。

合肴
《合肴》

「白魚と穴子の柳川鍋風」です。穴子、白魚、ささがき牛蒡などの具が入ったお鍋が沸いたところに、溶き卵を入れて、お召し上がりいただきます。濃いめの味付けと卵のまろやかさが、さらにおいしさを引き立てます。

止肴
《止肴》

「稚鮎蓼酢蒸し」です。稚鮎と蓼の葉、針生姜を出汁に漬けて一時間程度蒸します。やはり、鮎と蓼の相性は抜群です。「琥珀豆腐」は中に小さな玉子豆腐を入れ、周りはお出汁のゼリー寄せです。上にはふわりと泡立った蕃茄味のメレンゲ「蕃茄(トマト)泡仕立て」をちょこんとのせました。見た目も涼やかですね。


つづきまして、ご連泊していただいたお客様へのお料理より一部ご紹介します。

先附
《先附》

左から、フォアグラとブリオッシュの鉄板の組み合わせをお麩にアレンジした「フォアグラとお麩」。中央、ぷるんと白い「汲み湯葉茶巾」の中には、海胆を入れております。右の「小田原鯵のマリネバジル風味」はバジル、セロリ、オリーブオイル、白ワインビネガーなどで漬け込んでおります。

焼肴
《焼肴》

和牛ロース炙り赤ワイン漬け」は、さっと炙った和牛ロースに赤ワインがほんのりと香り、さっぱりお召し上がりいただけます。「山鰻蒲焼」は、鰻そっくりにできていますが、実はすりおろした大和芋とのりを鰻に見立て、油で揚げて魚だれで焼いたものでございます。

止肴
《止肴》五色素麺

皐月のお献立
《止肴》五色素麺(全体)

下の段の「五色素麺寄せ」は、海老、三つ葉、どんこ椎茸、錦糸玉子、素麺を五色として表しております。旨出汁と合わせてお召し上がりくださいませ。上の段には、冬瓜、蕗、蕨の炊き合わせ、茄子田舎煮、赤パプリカ、細く刻んだ繊南瓜を盛りつけました。

皆さまのお越しをお待ちいたしております。

 

2016年 5月 23日(月)

五月のまめ知識「丸十(まるじゅう)」「モロヘイヤ」

はつはなブログ, まめ知識

五月のまめ知識

皆様、こんにちは。
はつはな松尾です。

清少納言は枕草子の中の一節で、「五月ばかりなどに山里にありく、いとをかし。」と言っております。この時の清少納言は、牛車に乗った状態から道行く様子をうたっていますが、それなら私たちは、ドライブで五月の自然の趣を感じるのがきっと「いとをかし」でしょうか。

そんな今月のちょっとトクする“まめ知識”をご紹介いたします。

今月の八寸に、「新丸十南部焼」「モロヘイヤ寄せ」があります。

「丸十(まるじゅう)」
薩摩芋のことをいいます。薩摩藩の殿様の紋章が〇(まる)の中に十(じゅう)が入ったものだったことが、「丸十」のいわれです。元々、薩摩芋は中国から沖縄の宮古島に伝わったことから、「唐芋」「琉球芋」とも呼ばれます。甘い芋なので、「甘藷(かんしょ)」ともいいます。糖質、ビタミンC/E、ミネラル、繊維が豊富です。
「モロヘイヤ」
元々は、エジプトを中心とする中近東地域で広く栽培されており、1980年代に入り日本でも流通しだした緑黄色野菜です。古代エジプトの王が不治の病に苦しんだおり、モロヘイヤのスープで治ったとの説があり、アラビア語の「王様の野菜=ムルキーヤ」がモロヘイヤになったとも言われています。

参考:「和食検定」「野菜の便利帳」

はつはなでは、月ごとにメニューが変わるため、メニューの中から和食用語や、ちょっとした“なるほど“をまめ知識としてご紹介しております。
ぜひ、今月のお料理を味わいにいらしてください。

また日を改めまして、今月の御献立のご紹介をいたします。
どうぞお楽しみに。

 

2016年 5月 16日(月)

ツツジに囲まれて

はつはなブログ, 歳時記

皆様、こんにちは。
はつはな松尾です。

この日は、朝から快晴。嵐のような前日が嘘のようです。
まばゆいほどに太陽が青空に輝いていました。
そんな絶好の日和、“山のホテル”のツツジを見に行ってきました。
TVでは、NHKの7時台後半に各地の様子を写すVTRで、この風景が中継されており、ちょうど見頃な一日。

ここ“ホテルはつはな”から、前の道(旧街道)を上っていくと、25分ほどで“山のホテル”に到着します。芦ノ湖沿いに赤色の屋根が見えるのが“山のホテル”です。

山のホテル ツツジ

撮影 2016.5.12

白い雲と青い空、しゅっと伸びる三本杉、雪の白がすーっと残る青い富士山、そこに色とりどりの花をいっぱいに咲かせたツツジ。なんという絶景でしょう。
しばし時が経つのを忘れて見入っていました。

この時期“山のホテル”はツツジが見事に咲き誇り、とても多くのお客様が庭園を見にいらっしゃいます。その為、グループ施設からも人を総動員してこの賑わいを乗り切ります。賑わう庭園では、顔なじみのスタッフ一同が様々なおもてなしをしており、私たちはつはなのスタッフも手助けにいきます。

今年の早咲きのツツジは見頃を過ぎましたが、遅咲きのツツジはご覧いただける他、次はシャクナゲ、アジサイ、バラと開花し、まだまだ庭園は賑わいが続きます。

“山のホテル”へは、はつはなの前のバス停から元箱根港に向かい、そこから直通のバスで到着できます。
天気のよい日にはお散歩がてらに芦ノ湖沿いを歩いて向かってみるのも良さそうです。
“山のホテル”のすぐ隣にある箱根神社に寄ってみるのもおすすめです。
“はつはな”では新緑と和の風景を、“山のホテル”では素晴らしいお花の風景を味わってみてはいかがでしょうか。

山のホテル ツツジ

撮影 2016.5.12

※詳しい情報やアクセスなどは、ホテルスタッフにお声がけくださいませ。
またはHPをご覧下さい。
>>山のホテル ホームページ

今週の何日か、私も山のホテルへ働きに行ってきます!

 

2016年 5月 13日(金)

一足先のおすそわけ さくらんぼグリーンティー

はつはなブログ

皆様、こんにちは。
はつはな松尾です。

緑が枝にふさふさと茂り、新たな季節の到来に備える木々からは、その兆しも垣間見られるようになってきました。

今日は、そんなはつはなから一足先に“さくらんぼのかおり”のおすそわけです。

はつはなでは、17時までにチェックインしてくださったお客様に、ラウンジでお着きのお茶とお茶菓子をお楽しみいただいております。

このお着きのお茶が、“さくらのかおり”から“さくらんぼのかおり”になりました。
見た目も味も緑茶なので、初めての方は不思議に感じるかもしれません。
優しいかおりがふわりと香ります。

和食では、一般的に出回る季節より早めの食材をつかう風習があります。
その食材を「走りもの」といい、季節の訪れを料理で知らせています。(参考:和食検定)

さくらんぼの収穫時期はもう少し先ですが、和食でいう「走りもの」として、季節を感じて頂けたらと思います。

ほっと一息をどうぞ。

さくらんぼグリーンティー

売店には、他にも素敵な香りのお茶をご用意いたしております。
ぜひ、お好きな香りのお茶を見つけてみてはいかがでしょうか。
オリジナルグリーンティ 各種\648円(税込み)

 

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