2016年 8月 23日(火)

美味しそうなお皿~牡丹餅~

日本の器を知る

皆さま、こんにちは
はつはな、松尾です。

残暑お見舞い申し上げます。
猛暑が続きますが、そろそろ和らぐ気配を感じたいところです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

雨が降って地面が冷やされた日の夜は、外のひんやりとした空気が気持ちよく、虫の音に耳を澄ましながらすーっと眠りにつけますが、毎晩そうは望めません。
夕暮れ時にほんの一時訪れる、夕立が恋しく思う今日この頃です。

さて、本日は和の器についてお話いたします。

はつはなでは毎月、様々な器を使い、味覚はもちろん視覚でもお懐石の美しさ、美味しさを感じてただけるよう、毎月の器選びに趣向を凝らしています。
毎月変わる料理と合わせる器選びは、多くの種類の中から時間をかけて行われています。

今回は、そんな中でも大きくずっしりとしているこちらをご紹介いたします。
備前焼、牡丹餅(ぼたもち)という名称のお皿です。

 

備前焼は富山県が産地の陶磁器で、鎌倉中期に誕生しました。
それ以前は須恵器という形で古墳時代から存在したといわれています。熊山のふもと、備前の地で生活用器の椀・皿・盤や瓦の生産を始めたのがその始まりといわれています。
大きな皿や鉢の上に小ぶりの器を重ねて焼くと、その部分に穂納が当たらず灰もかぶらないので、赤い焼きむらができます。
それがぼた餅の形に見えることからこの名称がついたとされています。

参考:岡山県HP、「やきものの事典」(成美堂出版編集部)

こちらの器、最近では水無月の焼肴*1で用い、串で焼いた鮎を泳がせておりました。

※1 水無月の焼肴の写真はこちら「あら、こんにちは「鮎塩焼き」」をご覧ください。

皆さま、この器を見かけましたら、丸い模様部分からぼた餅を連想なさってみてください。

 

2014年 11月 26日(水)

日月椀

日本の器を知る

日本料理がお好きな方なら一度はこのお椀を目にした事があるかと存じます。
何と言う名前のお椀かご存知でしょうか。

日月椀

このお椀は「じつげつわん」と申します。
数多くのお椀の中でも最も有名なひとつでございます。

「日月(じつげつ)」とは伝統的な古典紋様で、太陽を陽、月を陰として森羅万象あらゆる事柄の調和を表現しています。
日月椀は、芸術家・美食家として知られる北大路魯山人が加賀の山中塗りの指導を受けていた際、師である二代目辻石齋の工房で共作したものです。金銀の箔で太陽と月をあらわしたデザインは年月を経てもなお飽きることの無い不朽の名作と言われております。

画像ではわかりづらいと思いますが、はつはなの日月椀は懐石料理の中心となる煮物椀で使いますので、直径が14cmのやや大振りなお椀でございます。

 

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